10:真の仲間

 あるとき、セミナー講師仲間と受講者の飲み会で、合宿がしたいという話になり、グループコンサル合宿を開きました。そこに、少し様子がおかしい人が混じってきます。「あるスピリチュアルの先生に、もっとお金を払いたい。そのためにお金を儲けたい」と相談してくるのですが、その目は完全に座っています。その後、弟子入りして洗脳が解け、今も本当の自分を探す修行をしているのが高橋久美氏です。

 さらに秋口には、お客さんや熱心なセミナー受講生に向けた連続講座が始まります。非常に熱意のある人たちが集まってくれ、私が新しいメンターから学び、自ら経験してきた知識やマインドの全てを承継するつもりで伝えました。その時の参加者の中には、西村敏氏をはじめ自分のビジネスに応用してどんどん成功している人が何人もいます。

 そうして求められるまま何でもやってきた結果、よく「何をやってるんですか?」と聞かれるようになりました。私自身も「何をやってるんだろうと思われるだろうなあ」と思いながらやっていました。セミナー講師かというと、そうとも言えますし、セラピストかというと、そんなような気もしました。要は、いろんな支配や影響を受けて魂が不自由になっている人の目を覚まし、精神を浄化し、人生が良くなるように手助け出来ることならば何でもしたくなっていたのです。セミナーを開いたり情報発信をしたりする活動は、そういった「本当の意味で自由な人」を増やしたい、という思いで行うようになりました。

 仕事の量は、それまでの人生で一番多くなりました。コミュニティメンバーやお客さんと話していると、1日に10時間以上になるのが2週間も続くとか、何もしていないようなときも頭の中では仕事のことをいろいろと思考していますから、1日に15時間以上は働いているようなものです。それでも飽きることも、疲れることも知らずに、全力で働いていられ、しかも幸福を感じるようになりました。以前は好きなことしかやりたくないと思っていたのに、嫌いで大変なことでもお客さんのためならやろう、と思えるようになりました。

 それが出来るのはきっと、「本当の自分」の進みたがる方向に向かっているからだと思います。もはや人からどう見られるとか、認められたいといったようなプライドも恥も関係なくなりました。ただただ、周りの人やまだ見ぬ誰か、そして世の中を良くするという大きな理想を掲げてそれを叶えようと全力を尽くしているだけで、自然とすべての物事がうまくいくようになりました。